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RTTY のデコードを試してみました

May 29, 2021

セキュリティ・ネクストキャンプに応募しようと思うので、その講義の中で扱われる RTTY について少し試してみようと思いました。

講師の方のプロジェクトは imaoca/RTTY - GitHub にあります。

ここでは、サンプルの音声ファイルとして Wikipedia の RTTY.ogg を 使用します。

ただ、このままでは使用できず、このプロジェクトのスクリプトで仮定されているフォーマットに 変換する必要があります。

サクっと ffmpeg を使って 8KHz sampling, mono, 8bit quantization, and no sign な wav ファイルに 変換しましょう。

ffmpeg -i RTTY.ogg -ar 8k -c:a pcm_u8 -f wav rtty3s.wav

-i の後の ogg ファイルが入力、-ar がサンプリングレート、-c:a で量子化ビット数と符号なしを指定して、 -f で wav フォーマットを指定、最後に出力先ファイル名です。

あとは README の Usage に従って、

python rtty8k.py > rtty.csv

を実行すれば、Excel なんかで読み込んでグラフ化することができるでしょう。

詰まった所

wav ファイルのフォーマットです。 サンプリングレートについては、始めは元ファイルの48kHzのままにして、プログラム側のパラメータ修正で なんとかしていたのですが、フォーマットは pcm_s16le のままだとダメでした……。

普段 pcm_u8 なんて使わないので。。。README は穴が開くくらい読みましょうという感じでした。